CurePort
会計待ちゼロへ―あと払い決済で実現する「待たずに帰れる」診療体験
医療法人社団げんき会あゆみクリニック藤川 万規子氏
医療法人社団げんき会あゆみクリニック
感染症の流行や高齢化の進展により、医療現場にはこれまで以上に多様な役割とスピードが求められています。地域の「かかりつけ医」として26年にわたり診療を続けてきた「医療法人社団げんき会 あゆみクリニック」でも、患者数の増加に伴い、待ち時間の短縮や事務オペレーションの効率化といった点について、より良い対応が求められるようになっていました。本記事では、導入前に抱えていたリアルな悩みから、現場での工夫、導入後に見えてきた変化、そして医療DXへの期待まで、院長の率直な声を通じて、CurePortが医療現場にもたらす価値をお伝えします。
課題アイコン導入前の課題
会計待ち時間の長時間化事務スタッフの業務負荷増大患者満足度の更なる向上
メリットアイコン導入後のメリット
チェックアイコン会計待ち時間ゼロを実現
チェックアイコン事務作業の効率化による負担軽減
チェックアイコン「すぐに帰れる」体験の実現による満足度向上

医療機関プロフィール紹介

──まずは貴院について教えてください

研修医の時から「まずは何でも診られる基礎力を身につけたい」という思いが強く、新生児から小児、成人、高齢者、そしてターミナルケアに至るまで、一通りの診療に携わってきました。開業後も小児から高齢者まで、年齢や症状を問わず幅広い患者さんを診ています。 大切にしてきたのは、「町のかかりつけ医」としての役割です。最初の不調を感じたときにまず相談していただき、必要に応じて適切な診断・治療を行う。そして、当院だけで抱え込まず、重症化が懸念される場合には地域の医療機関と連携し、速やかに紹介する。そうした地域医療のハブとしての機能を基本理念に掲げています。

導入前の課題

──キャッシュレス導入の背景には、どのような課題があったのでしょうか?

コロナ禍以降、感染症の流行期には来院患者数が大きく増加する傾向が続いています。特に流行のピーク時には、通常時の倍ほどの患者さんが来院することもあり、院内の対応体制やオペレーション面での工夫が求められる状況となっていました。 一方で慢性疾患の患者さんも多く、平常時は全体の8〜9割を占めています。急性期と慢性期、両方の患者さんを同時に診る必要があり、どうしても診療が立て込む場面が増えていきました。来院患者

導入前の課題

数が増える中で、診療の質を保ちながら待ち時間をどう短縮していくかという課題が次第に顕在化していきました。患者さんからも、診療内容への評価とあわせて、待ち時間に関する改善を求める声が聞かれるようになりました。 診療のスピードだけでなく、事務処理体制の維持も大きな課題となっていました。インフルエンザなどの流行期には、職員自身が感染することで人手が限られ、受付や会計業務に負荷がかかる場面もあります。診察が終了しても会計処理に時間を要したり、精算機のトラブルが発生したりすると、患者さんをお待たせしてしまう状況が生じることもあり、診療後の動線や業務フローの改善が求められるようになっていました。 また、キャッシュレス導入に対しては、金額面での強い不安もありました。私自身、クレジットカード決済には一定の手数料がかかるという印象が強く、経営への影響を懸念していました。開業医の知人たちからも、「手数料負担が重く、導入は簡単ではない」という声を聞き、慎重に判断する必要があると感じでいました。 現在は診療報酬の抑制が続き、医療機関は厳しい経営環境に置かれています。その一方で、人件費や材料費は上昇しており、現場は常にギリギリの状態です。そうした中で、「カード決済を導入する余裕はない」と考える医療機関が多いのも、無理はないと思います。 患者さんの待ち時間をどう減らすか、事務負担をどう軽減するか、そしてコストをどう考えるか。こうした複合的な課題を抱えながら、会計を含めた診療体系全体を見直す必要性を強く感じるようになっていました。

導入前の課題

※ 掲載しているQRコード※1はイメージです。
実際のチェックイン用QRコードとは異なり、CurePortのサービス紹介ページへ遷移します。

導入の背景/決め手

──そうした中で、CurePort導入の決め手は何だったのでしょうか?

一番の決め手は、会計待ち時間の緩和でした。診療が終わったあと、会計のために長時間待つ必要がなく、そのまま帰れるという点に大きな魅力を感じました。患者さんにとって、病院に来る目的は「診察を受けること」です。診察が終わっているにもかかわらず、会計のためだけに待ち続ける時間は、多くの方にとって無駄な時間に感じてしまいます。「それなら家に帰って洗濯をしたい」「自分の仕事を進めたい」と感じるのは、自然なことだと思います。 また、導入を検討する過程で、費用面に対する捉え方にも変化がありました。クレジットカード決済には一定の手数料がかかるという先入観から、当初は経営面での影響を懸念していましたが、実際には患者さんの自己負担分に対して発生するものであり、想定していたほどの負担ではないと認識するようになりました。 それよりも、「この待ち時間への不満をどうにかしたい」「患者さんのストレスを減らしたい」という思いの方が、はるかに大きかったですね。待ち時間に対する不満は、診療内容とは関係なく、クリニック全体の評価につながってしまいます。CurePortは、単なるキャッシュレス決済の導入ではなく、診療後の体系そのものを変える仕組みです。金額面の不安を上回る価値があると判断し、導入を決めました。

導入プロセスと工夫

──実際に導入される際、現場ではどのような工夫をされましたか?

正直なところ、導入当初は私自身もCurePortを十分に理解できていませんでした。事務長が先行して進めてくれたものの、職員も含めて「キャッシュレス決済の一種」という感覚で捉えてしまっていたと思います。しかし実際には、単なる支払い方法の変更ではなく、診療が終わったら会計を待たずに帰れる仕組みであることが本質でした。患者さん側も同様で、後払いの運用を誤解してしまうケースもありました。診察が終わってから、待たずに帰れるという仕組みが、なかなか一度の説明では伝わらなかったのです。 そこで当院では、既存の職員が対応しきれない部分を補うため、CurePortの説明を専門に行うスタッフをアルバイトとして採用しました。ただ、そのスタッフ自身も最初から完全に理解できていたわけではなく、結果的に「誰にとっても新しい仕組みは、理解に時間がかかるものだ」と改めて実感しました。 実は以前、自動精算機を導入した際にも同じような経験をしています。患者さんが使いこなせるようになるまで、機械の横で操作方法を説明する動画を流し続けていました。それと同様に、新しい仕組みには「慣れるまで支える人」が必要だと考えています。専任の案内スタッフを置いたのは、ごく自然な判断でした。

導入プロセスと工夫

また、院内フローも見直しました。受付から渡される書類に「後払い登録済み」のマークを付けることで、診察後にこちらから「今日はそのままお帰りいただいて大丈夫です」と声掛けできるようにしています。スタッフ間で状況が一目で共有できるようになり、案内の混乱も減りました。 さらに、CurePort導入後はLINEでの情報発信も活用しています。もともと当院では、院長が執筆する「クリニック通信」を月初に配信し、連絡事項もLINEで案内してきました。CurePortについても同じチャネルを使い、繰り返し周知しています。

導入後の効果と変化

──導入後の変化について教えてください。

当院では、CurePortの導入をきっかけに、院内で会計を待つことなく、そのまま帰宅できる体制が実現しています。後払いサービスを導入したからこそ可能になった運用だと感じています。 事務手続きに関しては、体感としては大きな変化があります。これまで、会計の処理では業務が一時的に止まってしまうこともあり、事務スタッフにとって大きな負担になっていました。現在は業務フローがシンプルになっています。「それだけでいいのであれば」と、スタッフの理解も進み、現場の心理的な負担は確実に軽くなってきました。 患者さんの反応にも変化が表れています。当院では定期的にアンケートを実施していますが、以前に比べて待ち時間に関する苦情が徐々に減ってきていると感じています。診療内容だけでなく、「帰るまでの体験」が改善されたことが、患者満足度の向上につながっていると感じています。

今後の展望・期待

──CurePortを含む医療DXへの期待について教えてください。

今後は、当院で使用しているデータベースや予約システム、そして電子カルテが、よりスムーズに連携していく必要があると感じています。システム同士がつながれば、紙の書類は自然と減っていき、将来的には紙を使わずに診療が回る環境が実現できるのではないでしょうか。そうなれば、事務作業の負担もさらに軽減されるはずです。 今後は人材不足が一層深刻になると考えています。その中で医療の質を維持・向上させていくためには、人がやらなくてもよい業務はシステムに任せることが不可欠です。CurePortのようなサービスを起点に、院内のシステム全体が連携し、医師もスタッフも本来の役割である「医療」に集中できる環境を、早く実現していきたいと考えています。

同じ課題を抱える医療機関へのメッセージ

──最後に、同じ課題を抱える医療機関へのアドバイスをお願いします。

これからの時代、クリニックが医療を続けていくためには、電子カルテの活用をはじめとしたIT化は避けて通れないと感じています。レセプトや請求書もすでに電子送信が当たり前になっており、対応できなければ医療現場そのものが回らなくなってしまいます。 今後は、時間の使い方がますます重要になります。限られた人材で医療の質を保つためには、後払い方式やキャッシュレス決済といった仕組みも含め、IT化をより一層進めていかなければなりません。すべてを一度に完璧にする必要はありませんが、「いつかやる」ではなく、「早く取り組む」ことが何より大切だと思います。前向きにIT化に取り組むことで、結果的に医師やスタッフの負担が軽減され、患者さんにとってもより良い医療環境につながっていくはずです。

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